医療をもっとオープンでフラットに~オンラインコミュニティ運営日記~

医療を自分事として捉え、みんなで未来を創っていくをコンセプトに2つのオンラインコミュニティを運営しています。その運営日記です。

2015年12月26日、「ケアカフェくまもと」に参加しました

年末シリーズです。

2015年12月26日、ケアカフェくまもとに参加していきました。

 

ケアカフェとは、北海道の緩和ケア医である阿部泰之先生が始められた「ケア」を提供する方のためのワールドカフェのイベントです。

 

以下、HPより抜粋した記事をご紹介します。

ケア・カフェはケアに関わる様々な人が語り合う場として作られました。

ここでは、ケア・カフェの生い立ちをご紹介しようと思います。

ケア・カフェは2012年に誕生しました。私がなぜケア・カフェをすることを思い立ったか、それにはいくつかの背景と理由があります。

 

私は緩和ケアを専門にする医師です。痛みを抱たり、病気に思い悩む人を救うのが仕事です。病変という敵を倒すという考えよりも、病を抱えた人間全体を見ようと努めます。そして多くは看護師や薬剤師、ソーシャルワーカーなどと一緒のチームとしてケアをしていきます。このように、もともと多職種で人に対するケアを考えているという背景を持っています。

 しかし、緩和ケアといってもあくまで「医療」の中の出来事であって、まだまだ狭く小さな視点です。人の人生に関わるのはなにも医療だけではありません。介護も福祉も法律も教育もコンビニやレストランだってそうだし、クリーニング店だってある人の人生に関わってケアをしている人です。こうした「ケア」に関わる多くの人が集まって話し合えたらどんなに楽しく有意義だろう、そう考えたのがケア・カフェの始まりです。

 

ケアカフェ - ケアカフェジャパン

 

2013年誕生して2年間で全国に広がり、今では、色んなところで開催されています。

ずっと、参加してみたいと思い続けてチャンスがなく、今回念願の初参加でした(^^)

参加して得られたものは想像以上にたくさん!

このような場を暖め、育ててきた、スタッフの皆さまの愛を感じました。

 

まず、参加者ですが、全体で120名強。遠く東北、関東からの参加者も・・・。

背景も、学生さんから、病院勤務、診療所勤務、調剤薬局、住職、司法書士、旅行会社等々、本当に多彩で、お一人お一人のお話しをもっと聞いていたいと思えるような豪華なメンバーばかり。

ワールドカフェは「つながり」というテーマで全部で3テーブル開催。

お話しできた方は以下の通り。

「薬学部3年生(薬学生連盟の時期九州支部の代表!)」

調剤薬局勤務薬剤師(京都でケアカフェ立ち上げ中)」

司法書士さん(お子さんが産まれたて)」

「地域で在宅医療を中心にチーム医療を実践している医師」

「素敵な演技を見せてくださった訪問看護師さん」などなど。

お互いの自己紹介などから、テーマの「つながり」へ。

 

医療との「つながり」について、医療の中の「つながり」について、

医療と生活の「つながり」について。

 

たくさんの「つながり」についてのお話しが出来ました。

印象深かったのは、「チーム医療を行うことは、地域にこんな素敵なスタッフがいるんだーって知る事」とおっしゃられた在宅医の言葉。

 

「ケア」について、改めて社会の中の機能として多面的に考える場になりました。

医療者だけが、医療を支えているわけではないんだという想いを益々強く感じました。


私はオンラインコミュニティの場創りをしている訳でして、いつか「ケアカフェ@オンライン」が開催できたら嬉しいなぁ、でも、リアル開催の良さもあって、どっちも、いいとこどりで行く方法ないかな?とか考えながら帰路につきました。

帰りは、深夜に及びましたが、優しい後輩くんが車で送ってくれて、彼の、地域医療への想いなんかもしっかり聞けて、とても有意義な休日を過ごしました╰(✿´⌣`✿)╯♡ 

🌱本日も読んで頂きありがとうございます🌱