医療をもっとオープンでフラットに~オンラインコミュニティ運営日記~

医療を自分事として捉え、みんなで未来を創っていくをコンセプトに2つのオンラインコミュニティを運営しています。その運営日記です。

熊本地震で学んだ事~情報の重要性~

 

こんにちは。緩和ケアを専門としている病院勤務の薬剤師です。

さらに、オンラインコミュニティの運営を通して、医療をオープンでフラットにすることに取り組んでいます。

 

ここ1か月を振り返りながら、色々記事をアップしています。

こんなのんびりしたゴールデンウィークもいいですね(^^♪

みなさまは、いかがお過ごしでしょうか?

 

さて、私の住んでる地域は被害は出ませんでしたが、揺れました。

とても怖かったです(;'∀')

 

私に出来ることって何だろう??

しばらくすると、SNSでたくさんの人が情報をシェアし始めました。

 

生活者のみなさんにとっては、意外かもしれませんが、

インターネットに溢れる情報って信用性が低いものが多いんです。

 

 「誰が」「どんな意図をもって」「発信しているのか」

 

こういう時、人脈の広さって生きてくるものなんだなぁとしみじみ・・・。

効果は分かりませんが、医療者仲間の投稿を中心にシェアしまくりました。

 

そして、気付きました。今まで、「震災」について自分が無関心だったという事実。医療者として痛切に反省しました。九州は地震は起きないと思っていたのです。

 

そして、医療者にとっての当たり前が、やはり生活者には届きにくいという現実も。

 

なので、振り返りも兼ねて、今回シェアした情報のアーカイブを作ってみました。

 

災害時の母乳育児支援

災害時の母乳育児支援 // NPO法人 日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC

 

がん治療・在宅医療・緩和ケアを受けている患者さんとご家族へ

-普段からできることと災害時の対応-

ganjoho.jp

 

現場力を上げるために東日本大震災の体験を知る-在宅医療・がん治療・緩和ケア-:[がん情報サービス 医療関係者の方へ]

 

東京防災

www.metro.tokyo.jp

 

《日本自閉症協会》自閉症の人たちのための防災ハンドブック

厚生労働省平成23年度障害者総合福祉推進事業「災害時における自閉症をはじめとする発達障害のある方の行動把握と効果的な情報提供のあり方等に関する調査について」

 

http://www.autism.or.jp/bousai/index.htm

 

災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット

日本小児アレルギー学会 - 災害時のこどものアレルギー疾患対応パンフレット(日本語)


震災に伴う肺塞栓症にどう対処するか?新潟大呼吸循環外科学分野 榛沢和彦氏

この記事自体は、2011年のものですが、今回は2016年4月19日に再度SNSに流れました。それでも、防げず、重傷者が出てしまったのは、医療と生活が離れてるからなんだろうと理解しています。

http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t133/201104/519181.html?n_cid=nbpnmo_fbbn

 

熊本地震に医療支援に行く医師のための、感染症診療のポイント

移動するという選択肢について

感染症の分野でとても有名な岩田健太郎先生のブログ記事です。

私自身も書籍の大ファンですが、こういう時、

体験を伴う専門家の方の発信はその後の多くの方の行動を決める貴重な情報だなぁと

改めて思いました。

熊本地震に医療支援に行く医師のための、感染症診療のポイント - 楽園はこちら側

移動するという選択肢について(熊本地震避難所) - 楽園はこちら側

 

≪熊本地震の現場から≫高齢者を被災地から引き離すべきか

在宅医療の分野での発信で常に日本の医療者の心を動かしている(と私は思う)高山先生の記事です。この記事を読んで、被災地から高齢者を動かすべきではないと私も考えが変わりました。

《熊本地震の現場から》 高齢者を被災地から引き離すべきか:朝日新聞デジタル

 

 

《WHO》
心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド:SFA) フィールド・ガイド 日本語版

この文章の翻訳にも祈りが込められていますね。

こういった支援はこれからで、必要な知識となってくると思います。

f:id:medicalflatproject:20160504111137p:plain

http://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/pdf/who_pfa_guide.pdf

 

《千葉県学校薬剤師会》学校薬剤師のための災害対策小冊子

ー本文より引用ー

学校が避難所となった場合、当該施設の学校薬剤師は公衆衛生活動に積極的に参画し、 指導的役割を果たすことが望ましく、風評被害に対し薬学的見地から地域住民に対する正し い知識の普及、啓発に努める必要があります。

http://www.c-yaku.sakura.ne.jp/school/school_saigai2014.pdf

 

災害医療現場で使える熊本の方言集

高知大学教育学部岩城裕之准教授作成。日経メディカルからシェア。

http://www.kochi-ms.ac.jp/~ff_famed/kumamoto.pdf

 

長くなりました・・・。

こうしてまとめてみると、自分が何に、興味をもって、動いたのか、よく分かります。

 

🌱 今日も最後まで読んでいただきありがとうございました 🌱